『みち』と風土
藤本 貴也
国土交通省 近畿地方整備局長
昭和47年東京大学工学部(土木)卒
建設省入省、計画局計画官、大臣官房技術調査官、
静岡国道工事事務所長、道路局企画課道路経済調査室長、
関東地方建設局企画部長、道路局国道課長、
国土交通省総合政策局技術調査官など歴任。
1.地域の特色と風土
『地域の特色〜風土』=自然、歴史、文化
Number1−universal standard
単一の価値観
少品種大量生産
Only 1 − local standard
多様な価値観
多品種少量生産
100人に1人の変わり者への対応
江戸前気質
2.『地域の特色〜風土』を重視した道路政策
自動車中心から人中心へ
共通ルールからローカルルールへ
トップダウンからボトムアップ
(現場主義)へ
機械的判断から専門的判断へ
道路整備の各段階における
『地域の特色〜風土』重視への転換
1)道路の計画
2)道路の設計
3)道路の建設
4)道路の管理・運営
3.『地域の特色〜風土』の集約としての街道
江戸時代の再評価
江戸時代は人間重視の時代
日本人の心を形成した江戸文化
4.土木施設は循環型社会の優等生
土と鉄とコンクリートの土木構造物
建設リサイクルの進展
廃棄物のリサイクルに貢献する土木材料