風土工学だより40号

東日本大震災と福島第一原発事故からの教訓(その1)          ―環境防災の視座―
竹林征三(富士常葉大学名誉教授)
 

1 はじめに――文明の三階層論
2 東日本超巨大地震の特徴
 (1)超巨大地震エネルギーの放出
 (2)史上最大クラスの津波
 (3)レベル7の原子力発電事故
 (4)広域にわたる基礎地盤の変状
 (5)災の連鎖
 (6)見えない2つの敵と3つの媒体
3 備えあれば災少なし
 (1)備えあれば災少なし
 (2)大きな効果を発揮した津波防波堤
 (3)高さ15.5mの防波堤・水門が村を救う
 (4)先人の伝言が村を救う
 (5)高所移転の英断――高所移転の成功例――
 (6)驚異的復旧――奇跡の復興劇のはじまり――
4 戦後最大の国難――日本人の遺伝子を覚醒させた大震災――
 (1)日本文明の脆弱性と強靭性
 (2)東日本大震災からの教訓
 (3)原子力発電とどう向き合うのか
 (4)災害後復興五段階説
 (5)大震災の復興財源をどうするのか
 (6)范仲淹の智恵に学ぶ

 
「元気出せ!ニッポン」災害大国・災いに備える
竹林征三(富士常葉大学名誉教授)
 
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