風土工学だより53号

中部地方の風土に刻された災害の宿命
――巨大災害の世紀に突入・環境防災学と風土工学の視座――
富士常葉大学 名誉教授 工学博士・技術士 竹林征三


[1]はじめに
  (1)環境防災学とは
  (2)風土工学とは

[2]中部とは
  (1)中部と東海
  (2)東西を分ける

[3]中原を制する者は天下を制する
  (1)天下布武元和偃武
  (2)日本文明盛衰を背負う中部

[4]日本列島最大の構造地形のメッセージ
  (1)日本一過酷な災害の宿命の地
  (2)水穂の国の水不足
  (3)災害の危険度

[5]これまでになかった災害
  (1)巨大災害の世紀に突入
  (2)科学の敗北
  (3)科学とは何か

[6]中部の県の“かたち” が語る物語

[7]歴史に刻された災害の爪痕
  (1)火山災害の歴史の伝言
  (2)中部地方・歴史地震の伝言
  (3)中部地方・津波災害のメッセージ
  (4)中部地方・土砂災害の歴史

[8]忘れてはならない中部地方最大の災難

[9]風土に刻された災害の宿命
  (1)先人の労苦に感謝、伝えたかったこと
  (2)伝説に記された先人の思い
  (3)地名に刻された災害の宿命
  (4)神社・仏閣が伝える伝言

[10]おわりに災害に備える
  (1)災害は時を選ばず
  (2)災害は場所を選ぶ
  (3)コツコツ災害に備える。安心安全国土は一日にしてならず

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